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昨日、中国からの留学生を食事をした。
彼女は大学3年生で、蘇州うまれの上海育ち。
日本語がものすごく滑らかで、うまい。
「どこで日本語をまなんだの?」
「私は日本のアニメが大好きで、中学の頃、日本のアニメがインターネットで見られるようになり
アニメで覚えました」
という。
耳からそのまま覚えるから、なまりのない日本語を習得できたらしい。
今中国、韓国などアジアを中心に、アニメで日本語を覚える人が増えているらしい。
「日本のアニメは面白いから、ずっと見たくなるから自然と覚えてしまう」

日本のアニメは文化輸出として注目されていながら、産業の保護育成は手薄という状況にあえいでいる。
アニメーターは薄給、長時間労働。本当に厳しい。
この状況を打破しないと日本のアニメ産業は衰退してしまう。
日本のアニメを楽しみしている世界の多くの若者のためにも、今のうちに手を打たないと。
2011/06/24(金) 11:55 この記事のURL
妖術使いの道士や仙人、妖怪まででる「チョン・ウチ 時空道士」が7月2日に公開される。
韓国では3日間で100万人がみた!というエンタテインメント。

500年前からいきなり現代の韓国ソウルに飛ンだかと思うと、再び500年前に舞い戻る。
登場人物のほとんどがワイヤーアクションで、あっちに飛んだりこっちに飛んだり。
現代ソウルの町でのカーアクションも、とにかく派手でこれでもかとしつこい。
ハリウッド映画ばりといいたいところだが、あれほどのスケール感はない。
でも、あの狭い道で中型車の屋根に妖怪(姿は人間ですが)のり、車体を切り裂き刀を突き刺す。
それを振り落とそうと、急ハンドルに急ブレーキ。そのたびに、周囲の車が衝突クラッシュ。
スケール的には大きくないのに、要素がギュッと詰まっているから、息詰まる感じが迫ってくる。

ワイアーアクションだって、それはもうしつこい。
これでもかというほど、しつこく飛ぶ、跳ねる、回転する!
20階のビルから落ちる女性をスパイダーマンのように飛んでキャッチ。
昔の朝鮮屋敷の低い土壁の間を、主人公と妖怪が上を下へ、ときには壁伝いに走る!
洗練とベタな感じが交錯して、これまたしつこく面白い。
途中多少中だるみもあったが、楽しめた138分。

しかし韓国のエンタテインメントは、やるといったら本当に徹底している。
このところ「少女時代」や「KARA「BIGBANG]といったK-POPが大人気だが、
彼らの所属する韓国の芸能プロダクションの戦略はすごいのだと見学してきた方がいっていた。
ソウルの中心部の全面ガラス張りのビルの上のほうにスタジオを作り、
手足の長い少女ばかりをあつめてダンスと歌のレッスンをする。
外から見ている人に対しては、憧れと自分もいつかは・・・という気持ちをかきたてさせ
本人たちは常に外から見られていることで、怠けることを許さない。
常に緊張させ、競争させ、それを勝ち抜いたものだけがデビューできる。
整形疑惑などいろいろいわれるが、厳しい中を勝ち抜くためにはそれぐらいやるし
それをいとわない根性のある人でなければデビューできないということのよう。
こうした徹底したしつこさは、韓国人の特性なのか。
日本人はどこかに諦観を尊び、いさぎよさを旨とするところがあり、
執拗に対して恥ずかしさを感じる感性がある。
ことエンタテインメントでは、それがあだとなることもあるのかも?

2011/06/17(金) 09:59 この記事のURL
今時の大学生のライフスタイルアンケートをとってみた。

テーマは「若者のテレビ離れは本当か」
    「恋愛をしなくなっているってほんとうか」
     「和食離れは本当か」
    「仲良し親子の実態」
この4つ。

各テーマごとに、100人程度のサンプルをとってみたが、
いわれているよりもテレビを見ていたし、和食も食べているという結果。

やっぱりね、とおもったのは、仲良し親子の実態。
なんと反抗期がない子供が多くて、10代の男の子でも母親と買い物に行っているという子供が多いこと。
親のもの分かりがよすぎるので、反抗する必要もないみたい。
親子でAKB48や嵐のライブにもいってしまうらしい。

ところが、親子で映画を見るということは本当にないみたい。
子供向けアニメも以前は親子で劇場にすわるということが当たり前だったが、
今や子供だけ座らせて親はその間にお茶したり買い物することも多いらしい。

大学生が映画をみなくなって久しい。
自分の学生時代を思い出すと、年間200本見た、300本見たという学生が珍しくなかった。
名画座がたくさんあって、2本立て3本立てもあったということも大量鑑賞につながったのかもしれないけれど。
「どうして映画をみないの」
と聞くと、「忙しい」と答える。

テレビについても見ないのではなく、見る時間が深夜にずれ込んだため。
それじゃいわゆるゴールデンタイムは何をしているかというと
バイトか友達としゃべっている。だから忙しいという。
誰かとつながっていないと不安な世代らしく、メールか電話かあっているか
とにかく友達と何かをしている。

映画はお互いに向き合うのではなく、スクリーンという同じ方向をみている時間だから
相手を確認できなくて不安なのかもしれない。
「それに高いじゃないですか、1800円」
3000円で3時間飲み放題の店にいく彼らにとっては、たかいんだろうな。やっぱり。
大学時代に映画を見る習慣をつけなくて、大人になって見るってことはないよね。
これじゃマーケットがますます縮み志向。困ったもんです。


2011/06/14(火) 18:06 この記事のURL
生涯に277本の映画制作に携わった藤本真澄さんを記念して、
1981年に制定された藤本賞。

第30回を迎える今年の特別賞に、「武士の家計簿」の企画設計を行った
弊社会長で原オフィス代表の原正人が選出されました。

映画の製作者に与えられる日本で唯一の賞です。
表彰式

映画というと、監督と役者さんが目立ちます。
しかしながら、制作と公開にこぎつけるために
企画、座組み、資金調達などさまざまの仕事をこなすプロデューサーの存在がかかせません。

とはいっても、日本の映画界においてはプロデューサーは
どうも報われない存在のような気がしてなりません。

おそらく、あまりに多くの仕事をするために
何をやっている人なのかがわかりにくいのが原因でしょう。

一昨年 北京で開催されたプレミア試写会に出席したときのこと
パーティーの会場に「レッドクリフ」のプロデューサーがいらしていました。
中国人なのですが、自宅はシドニーにあり
これから帰国してヨットでセーリングするのが楽しみ。
しばらくはのんびり休むんだ、と笑顔で語ります。

1本の作品で1億円近いプロデューサーフィーなのだとか。

中国は日本に比べて人口が10倍あり、市場も拡大の一途。
予算をふんだんに使って制作しても、十分に回収できるため
プロデューサーフィーも十分に確保できるのでしょう。

昨日会ったプロデューサーは、映画を5000万円の予算で作る
と言っています。
撮影は14日、役者さんは監督に免じてお車代で出演、
自分はほとんどボランティアで持ち出しにならないように気をつけているけど・・・。
映画が好きというスタッフの好意に支えられているだけでは、将来はどうなってしまうのかと
思ってしまいます。

だから藤本賞のように、制作者への御褒美の賞は価値があると思うわけです。
たまにはほめてもらわないと、やってられないですよね。

と、お祝いなのに、愚痴になって、これはいけませんね。

受賞の皆様、本当におめでとうございます。


2011/06/02(木) 15:31 この記事のURL
月日が経つのは早いといいますが、すでに6月。
今年は3月11日に震災があったために、春を実感することもなく過ごしてしまったせいか、
余計に早いような気がします。


映画業界は、震災の影響と原子力発電所のトラブルによる計画停電で、制作の延期や中止が相次いでいます。

震災直後は映画館への客足が遠のいたようですが、
落ちついてからは「ドラえもん」など家族で楽しめる
ほのぼのとしたアニメなどへ観客が戻りました。

徐々に復興にむけて歩みが始まっています。
あまりの惨状に何を考えられないときには
「がんばって」という言葉を聞くのがつらかったと語っている被災者の方がおられました。

少し落ち着いてきた今、
被災者が失った大切な人、思い出をしみじみかみしめようとしたとき、
映画は何をお手伝いできるのでしょう。

意味のない笑いではないことはわかりますが、
それでは何をと考えたとき、
ふっと立ち止まってしまいます。
何をしたらいいのだろう・・・。

背中をやさしく押して、前を向いて歩いて行く心の支えになる
そんな作品を作りたいと日々考えるこの頃です。


梅雨空にため息している R
2011/06/01(水) 14:20 この記事のURL
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