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今年20回目を迎えたジャパンエキスポ。
アニメや漫画などを世界に紹介するためにアメリカやヨーロッパで開催されている。

パリのイベントには去年より3万人多い20万人のファンが会場にやってきた。
コスプレや家族ずれで会場はすごい熱気。
日本のアニメや漫画の愛好者がこれだけいるということを実感するにはいいイベント。
でも費用対効果としてはいかがなものか、首をかしげてしまう。

確かに会場には多くの熱狂的なファンがおしかけているが、それを紹介する現地のテレビなどのマスコミは
熱狂しているわけではなく、紹介の時間も少ない。
コンベンションセンターの6つの会場全て使っているのだから、費用もたいへんなものだろう。
ブース出展している出版社やゲームメーカーの出展費用もかなりなものと聞いている。
今年は東日本大震災があったために、「がんばろう日本」というブースもでており、
経済産業省や文化庁も税金をしっかりつかっていることがわかる。

しかし、こんなことにお金をだすよりも、官としてやるべきことがまだあるはずだ。
たとえばフランスのテレビ局は自国のアニメを60%放送しなければならないことになっているという。
この枠を50%にする交渉を日本政府がやってくれれば、もう1作品日本のアニメを放送できる。
イベントはたしかに人も大勢くるし、なんとなく「やった感」を味わうことができる。
しかし、国あるいは官庁がやるべきことは、イベントをやることではなく
日本の文化輸出品としてのアニメがもっとたくさん放送できるように交渉してくれることのほうがずっと有益。
クールジャパン室をつくり、分析にお金と人をかけるよりもっと根本的なことをやってくれたほうが民間にとってはありがたいはずなのに。
2011/08/18(木) 18:12 この記事のURL
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