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妖術使いの道士や仙人、妖怪まででる「チョン・ウチ 時空道士」が7月2日に公開される。
韓国では3日間で100万人がみた!というエンタテインメント。

500年前からいきなり現代の韓国ソウルに飛ンだかと思うと、再び500年前に舞い戻る。
登場人物のほとんどがワイヤーアクションで、あっちに飛んだりこっちに飛んだり。
現代ソウルの町でのカーアクションも、とにかく派手でこれでもかとしつこい。
ハリウッド映画ばりといいたいところだが、あれほどのスケール感はない。
でも、あの狭い道で中型車の屋根に妖怪(姿は人間ですが)のり、車体を切り裂き刀を突き刺す。
それを振り落とそうと、急ハンドルに急ブレーキ。そのたびに、周囲の車が衝突クラッシュ。
スケール的には大きくないのに、要素がギュッと詰まっているから、息詰まる感じが迫ってくる。

ワイアーアクションだって、それはもうしつこい。
これでもかというほど、しつこく飛ぶ、跳ねる、回転する!
20階のビルから落ちる女性をスパイダーマンのように飛んでキャッチ。
昔の朝鮮屋敷の低い土壁の間を、主人公と妖怪が上を下へ、ときには壁伝いに走る!
洗練とベタな感じが交錯して、これまたしつこく面白い。
途中多少中だるみもあったが、楽しめた138分。

しかし韓国のエンタテインメントは、やるといったら本当に徹底している。
このところ「少女時代」や「KARA「BIGBANG]といったK-POPが大人気だが、
彼らの所属する韓国の芸能プロダクションの戦略はすごいのだと見学してきた方がいっていた。
ソウルの中心部の全面ガラス張りのビルの上のほうにスタジオを作り、
手足の長い少女ばかりをあつめてダンスと歌のレッスンをする。
外から見ている人に対しては、憧れと自分もいつかは・・・という気持ちをかきたてさせ
本人たちは常に外から見られていることで、怠けることを許さない。
常に緊張させ、競争させ、それを勝ち抜いたものだけがデビューできる。
整形疑惑などいろいろいわれるが、厳しい中を勝ち抜くためにはそれぐらいやるし
それをいとわない根性のある人でなければデビューできないということのよう。
こうした徹底したしつこさは、韓国人の特性なのか。
日本人はどこかに諦観を尊び、いさぎよさを旨とするところがあり、
執拗に対して恥ずかしさを感じる感性がある。
ことエンタテインメントでは、それがあだとなることもあるのかも?

2011/06/17(金) 09:59 この記事のURL
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